糖尿病の方は果物の食べ過ぎに要注意!

糖尿病の方は果物の食べ過ぎに要注意!

山崎 麻未

管理栄養士

執筆者:山崎 麻未

大学卒業後、糖尿病専門医のいる病院に管理栄養士として7年間勤務。調理業務、献立作成、糖尿病をはじめとする生活習慣病の患者への栄養指導に従事。その後、オンラインの保健指導、健康関連の執筆を主に行なっている。

季節ごとにいろいろな種類のある果物。時期に合わせて旬があり、食べやすいことから、ついつい食べ過ぎてしまいますよね。しかし、実は果物には多くの糖質が含まれており、特に糖尿病の治療をされている方には注意して食べてもらいたいものです。今回は果物の栄養素や食べ方の工夫を紹介しますね。


糖尿病の方は果物に含まれる糖質に注意が必要です

春夏秋冬さまざまな種類があり、季節ごとに味わいたい果物
厚生労働省が作製した「食事バランスガイド」でも1日に果物を200g摂取することが推奨されています。
果物には食物繊維が含まれていたり、抗酸化物質が含まれることから、健康に良いものと考えられています。
しかし、実際に果物には多くの糖質もふくまれているのも事実。
糖尿病の方は少し注意して食べて頂きたいものです。
糖尿病の方は果物の食べすぎに要注意1

どのくらいの果物であれば食べても良いのか

まず大事なポイントとして、糖尿病がある方は果物を食べ過ぎないことです。
日本糖尿病学会の「糖尿病食事療法のための食品交換表」では、果物は1日80kcalまで食べてもよいですよと推奨されています。
では、実際にこの80kcal分の果物とはどの程度なのかを紹介します。
80kcal相当のくだもの
出典:
「糖尿病食事療法のための食品交換表(第7版)」 日本糖尿病学会

どんな果物であればオススメなのか

果物といっても、ドライフルーツや缶詰フルーツもありますね。
ドライフルーツは製法の過程で砂糖をつけていることが多く、また缶詰フルーツもシロップ漬けにしているものがほとんど。
つまり、ドライフルーツや缶詰フルーツはその分糖質の量が多くなってしまうのです。
フルーツの加工品は、糖質がどうしても多くなります。
その点から、私は果物をなるべく生で食べることをお勧めしています。
糖尿病の方は果物の食べすぎに要注意2

まとめ

果物にはビタミンや食物繊維、抗酸化物質など健康によい栄養素が多く含まれています。
積極的に食べたいものではありますが、糖尿病がある方は食べ過ぎに注意が必要です。
1日80kcalの分量を意識して、それ以上は食べないようにしましょう。
参考文献:
厚生省「食事バランスガイド」
日本糖尿病学会「糖尿病食事療法のための食品交換表(第7版)」
矢野 宏行

医師 医学博士

監修者:矢野 宏行

糖尿病専門医、老年病専門医。
2006年 日本医科大学を卒業後、日本医科大学付属病院、国立国際医療研究センター研究所を経て、現在は都内クリニックに勤務。