メタボの人に多い食生活の特徴

メタボの人に多い食生活の特徴

川村 あかね

管理栄養士

執筆者:川村 あかね

大学卒業後、管理栄養士として総合病院に勤務。生活習慣病をはじめとした、多岐にわたる疾患に対する栄養指導を8年間経験。現在は特定保健指導、地域のボランティアにて高齢者の料理教室や乳幼児の親御さんへの栄養相談などを行っている。

メタボを予防・改善するためには、食生活を見直すことがとても大切です。 「ついつい…」「近いうちに改善すれば…」という気持ちで悪習慣を継続してしまうと、取り返しのつかない状態に陥りかねません。今回はメタボになりやすい食生活をいくつかご紹介しますので、ご自身の生活スタイルと照らし合わせ、手遅れにならない今のうちに改善するきっかけにして頂けると嬉しいです。


甘い物、脂っこい物を多く食べている

甘い物、脂っこいものは、摂り過ぎると体に悪いと分かっていながらも、ついつい食べ過ぎてしまう方が多いのではないでしょうか。
これが習慣化してしまうと、甘い物は糖分が、脂っこい物は油分が多く含まれますので、体脂肪がつき、体重増加(=メタボ)に繋がってしまいます。
甘いものは、特に食後のデザートや間食で食べることが多いと思います。
そんな時には、表示されているエネルギー量を見る(もしくは調べる)ようにして、数字として把握する癖をつけることをお勧めします。
脂っこいものは、「揚げる、炒める」調理法に多いです。「煮る、焼く、蒸す」などの油を使わない調理法のものを選択するだけでも摂取エネルギーを抑えることができます。
メタボの人に多い食生活の特徴1

野菜をあまり食べない

メタボの方には、サラダなどの野菜料理をあまり食べない方がいらっしゃいます。
野菜はビタミンやミネラル豊富で、食物繊維を豊富に含んでいるものが多いです。食物繊維の多いものは、食べる時によく噛むことで満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防いでくれる効果があります。
これらの理由から、コース料理のように食事の最初に野菜料理を食べることは、つい食べ過ぎてしまう…という方には効果的な食べ方ですね。

だらだら食べ続けてしまう

食事が終わって、ついお菓子を食べてしまう。テレビを見ながら、袋に手を突っ込んでお菓子を延々と食べてしまう…思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この「だらだら」食べてしまうことは、切れ目なくエネルギーを摂取していることになるため当然体重に影響してきます。
食べる時と食べない時のメリハリをつけるように心掛けましょう。
どうしても食べてしまいたくなったら、水を飲む、歯を磨く、低エネルギーのものを選ぶなど、工夫をしてみましょう。
メタボの人に多い食生活の特徴2

3食規則正しく食べられていない

忙しさや面倒臭さなどで朝・昼・夕のどれかを抜いてしまうことはありませんか?
実はこの「3食規則正しく食べる」ということは、シンプルですがとても大切です。
1食抜いてしまうことで、次の食事を多く食べてしまいがちです。
また、栄養が入ってこない時間が長くなるほど、次の食事で取り込んだ栄養を体に溜め込みやすくなってしまい、痩せにくい体質が出来上がってしまうのです。
いくらエネルギーや栄養バランスに配慮した食生活を意識しても、土台となる食事リズムが崩れているようでは効果を発揮できません。
メタボの人に多い食生活の特徴3

まとめ

いかがでしたでしょうか。
食事に限らず、「習慣」というものはなかなか変えることが難しいものですよね。
しかし、これからの人生を病気で苦しまずに健康的に暮らしたいと願うのであれば、その習慣を見直し、改善するために労力を費やすことは避けては通れません。
上記の内容が思い当たるという方は、ぜひ少しずつでも改善に取り組んでみませんか?
健康に近づける第一歩を踏み出せるよう、陰ながら応援しています。
矢野 宏行

医師 医学博士

監修者:矢野 宏行

糖尿病専門医、老年病専門医。
2006年 日本医科大学を卒業後、日本医科大学付属病院、国立国際医療研究センター研究所を経て、現在は都内クリニックに勤務。