栄養指導でよく聞かれる3つの質問

栄養指導でよく聞かれる3つの質問

山田 佳菜絵

管理栄養士

執筆者:山田 佳菜絵

大学卒業後、IT関連企業に3年間勤務。管理栄養士の資格を活かすべく、大手保険会社のヘルスケア事業部門に転職。
管理栄養士として特定保健指導の業務に従事する他、レシピやテキスト、リーフレットの製作や商品開発など多岐にわたり経験を積む。
現在は管理栄養士フォローアップ研修の開催や、保健指導、コラム執筆など幅広く活躍中。

病院やクリニックなどの医療機関で行われる栄養指導。皆さんは受けたことがありますか?病気により食事制限が必要な患者さんが医師の指示のもと受けられます。今回はこの栄養指導でよく聞かれる質問についての解説です。


栄養指導とは何か

みなさんは栄養指導や栄養相談を受けたことはありますか?
病気やケガで入院や通院した際や、40歳以上の方で特定検診を受け、条件に該当した場合に、医者や看護師、管理栄養士から受けたことがある方はいるかと思います。
栄養指導や栄養相談は、その方の生活習慣や環境に合わせ、一緒に考えながら、その方に合った方法を見出し、健康をサポートしていくものです。
個人的には、もっと栄養相談が身近なものになると良いなと思っておりますが、今回はよくいただく質問について取り上げたいと思います。

質問1:食べてはいけないものはありますか?

食べてはいけないものはありません。
基本的には、ご飯やパン、肉や魚、野菜やきのこ、乳製品や嗜好品について、バランスよく食べてください。
減量などを考える際に、一般的にマイナスイメージになりやすいものについても、上手に付き合えばむしろプラスに働きます。
スイーツなどの間食は、3食の食事で補えない栄養素を摂ることや、血糖値のコントロール、また、幸福を感じることができるなど、大切な役割があります。
なので、いろいろな食材をいろいろな調理方法で、美味しく楽しく食べてください。
ただ、食べ方や量、時間帯について、ポイントを外してしまうと、肥満になったり病気や怪我が治りにくくなったりしますので、注意が必要です。
また、極端に特定の食材を取らない、というやり方も、バランスが重要なので、自己判断で行うのは心配ですので、必ず相談ください。
栄養指導でよく聞かれる3つの質問1

質問2:どうやって食事量を減らせばいいですか?

基本的なポイントは3つあります。

・よく噛んで(1口30回ほど)食べましょう。

よく噛むことで、満腹中枢や幸福感が刺激され、食事量をぐっと減らす事ができます。
また、消化しやすくなるので、内臓への負担も減ります。
急激な眠気や膨満感や胸焼けなどの症状は発生しにくくなります。

・次に目の前の食事を味わって(意識を向けて)食べましょう。

テレビを見ながらお菓子を食べていたら、気がついたら袋が空いていた、なんてことはありませんか?
ながら食べをすることで、食事をしているという認識が減り、食事量が多くなる傾向にあります。

・なるべく多くの食材が入っている食事を選ぶ

野菜や肉、魚などなるべくたくさんの食材が入っているおかずや、副菜の種類を増やして、できれば品数を増やせると理想です。
身体は不足しているエネルギーを満たすためにお腹が空いたと脳から信号を出して、食事をするように指令をだしますが、栄養素においても同様です。
不足している栄養素を欲して食欲を駆り立てますが、単一品目のみしか食べなかった場合、そこから足りない栄養素を何とか吸収しようと、必要以上に欲するようになります。
バランスよく、いろいろな味付けのものを撮る事で、必要以上に欲することはなくなり、自然と食事量は減ってきます。
栄養指導でよく聞かれる3つの質問2

質問3:運動は何をすればいいですか?

まずは無理のない範囲で、ウォーキングをしてみましょう。
今までの運動経験や現状により異なりますが、有酸素運動はエネルギーとして脂肪が燃焼しやすい運動です。
5分、10分でも今より多く歩いてみてください。
可能なら実績として、歩数計を使って確認できると良いですね。
また、筋力トレーニングも併用すると、より効果的です。
有酸素運動で脂肪をエネルギーとしてしっかり消費し、筋力トレーニングで筋肉をつけることにより、エネルギーを消費しやすい身体に変わってきます。

まとめ

まだまだ沢山の質問がありますが、ここでは代表的な内容を挙げました。
私たちも日々邁進し、みなさんの健康をサポートしていきたいと思います。どうぞ気軽にご相談くださいね。
矢野 宏行

医師 医学博士

監修者:矢野 宏行

糖尿病専門医、老年病専門医。
2006年 日本医科大学を卒業後、日本医科大学付属病院、国立国際医療研究センター研究所を経て、現在は都内クリニックに勤務。