メタボは子供の頃からの生活習慣が原因になる

メタボは子供の頃からの生活習慣が原因になる

渡邉 詩織

管理栄養士

執筆者:渡邉 詩織

大学卒業後、管理栄養士として社員食堂、総合病院、特別養護老人ホームに勤務。主に糖尿病、高血圧の患者さんへの栄養指導、献立作成、調理など幅広く経験。現在は料理・お菓子教室、食育活動、健康関連の執筆など幅広く活動している。

「うちの子は周りの子たちと比べて、だいぶぽっちゃりしているけど・・・」とか、「毎日ゲームばかりして運動してないけど大丈夫?」など、親としては子供の体形や生活習慣が気になるものですよね。じつはメタボリックシンドロームには子供時代からの生活習慣が大きく関係しているのです。


メタボリックシンドロームと子供の生活習慣の関係

皆さんは子供のころにどのような生活をされていましたか?
また、お子さんがいらっしゃるお父さん、お母さんからみてご自身の子供だった時期と比べて、今の子供たちの生活をどのように思われますか?
いまの小学生を中心に、危惧されるポイントは日常的にファストフードが頻繁に利用されること。
またテレビゲーム中心の遊びに変わり、外で体を動かしたりする機会が減っている事が指摘されています。
なんとなくご自身の幼少期と比べると、そんな感じがしませんか?
実は、大人になってから発症するメタボリックシンドロームには幼少期の肥満が大いに関係しているんです。
(参考文献:DIABETES,VOL.51,JAN 2002 204-209)
つまり大人の病気であるメタボは幼少期の生活から始まっているとも言えます。
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こどもが肥満になる原因とは

日本小児内分泌学会の報告では小児期の肥満の割合は1970年以降増え続けています。
(参考:日本小児内分泌学会
主におやつや甘いジュースなどをとる機会が増えたことと、運動量の低下などが関連しているようです。
またある研究では、

    「よく噛まずに食べる」
    「毎日TVを2時間以上見る」

などといった生活習慣も子供の肥満に関連しているようです。

メタボは子供の頃からの生活習慣が原因になる2

将来のメタボを予防するために、こどもの時期から出来ること

子供の肥満は大人の肥満の原因となります。
つまりメタボリックシンドロームは子供時代の生活習慣が引き起こしているとも言えます。
すでに大人になっている方は、いまから生活習慣を改めるべきです。
もし、ご自身のお子さんも肥満傾向であれば、お子さんの将来のためにも食事内容やおやつなどを見直すべきだと考えます。

まとめ

子供のころからの生活習慣は肥満の原因となり、その結果大人になってからのメタボリックシンドロームに発展します。
おやつや甘いジュースなどを制限すること。
ゲームだけでなく、外で遊んだり運動する習慣をもつことが現代の子供たちの健康にも、大人になってからの健康にも大切です。
矢野 宏行

医師 医学博士

監修者:矢野 宏行

糖尿病専門医、老年病専門医。
2006年 日本医科大学を卒業後、日本医科大学付属病院、国立国際医療研究センター研究所を経て、現在は都内クリニックに勤務。