記録するだけ?レコーディングダイエットはなぜ効果的なのか

記録するだけ?レコーディングダイエットはなぜ効果的なのか

水島 知美

管理栄養士

執筆者:水島 知美

大学卒業後、製薬会社の医療情報担当者として勤務。医療従事者への情報提供や患者さんへの活動支援などを3年間経験。その後、保健福祉施設にて管理栄養士として7年間勤務。高齢者や障害者などの入所・通所者のほか、保育園児の献立作成など、幅広い世代の栄養管理を担当。現在はオンラインでのレシピ作成や健康、栄養関連の執筆などを行っている。

レコーディングダイエットは約10年ほど前から実践されるようになったダイエット法のひとつです。自分が毎日どのくらいエネルギーを摂取しているのかを知り、日々の食事の内容や食習慣を自覚することで、日常生活の改善につなげることが出来ます。今回はレコーディングダイエットの方法や効果について紹介します。

はじめに

みなさんは「レコーディングダイエット」をご存じですか?
一度でも本気でダイエットを試された方なら、聞いたことはあるかと思います。
レコーディングダイエットとは、毎日食べたものと飲んだものをメモしていくだけで出来ます。
無理な食事制限や、余計なお金も必要ありません。
手軽にできるダイエット方法ですが、本当に効果があるのでしょうか。

レコーディングダイエットのやり方

レコーディングダイエットは、特に食事制限や運動の必要はなく、食べたものや飲んだものを日々記録していくといったダイエット法です。
朝・昼・夕の食事や飲み物のほか、ひとつひとつの間食の内容など、口にしたものと、そのカロリーを記録していくことで、自分の食生活を認識することから始まります。
紙とペンがあれば、いつからでもどこでも始められることから人気がありますが、短期で結果が出るわけではないので、途中で飽きてしまうこともあります。
レコーディングダイエットを成功させるには、根気よくコツコツと、焦らずに取り組みましょう。
レコーディングダイエットはなぜ効果的なのか1

レコーディングダイエットの3つの効果

・無意識に食べてしまうことが減る

食べたら記録しなくてはいけないと思っていると、無意識に食べてしまうことが減ります。
口にしたものが多いと、すべて書く作業が面倒になってくるので、ちょこちょこ食べる回数が減ったり、食べ過ぎを防ぐことが出来ます。

・カロリーに気を付けられる

 口にしたものを記録しておけば、それぞれのカロリーを算出することが出来ます。
消費カロリーを上回るカロリーを摂取していないか、カロリーの高いものばかり食べていないかなど、チェックすることで食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。
 カロリー計算が分からない場合は、インターネットやダイエット本をうまく使ってみましょう。食材やメニューを入力するだけでカロリーが分かるウェブサイトなどもあります。
それらを利用するうちに自分で大まかなカロリーが分かるようになりますよ。

・自分が太る理由や痩せる理由が分かる

記録を続けるうちに、どのような食事だと太りやすいなどの傾向が目に見えてわかるようになります。
すると、自然にカロリーの低いものや体に良いメニューを選ぶようになります。
体重を毎日測定し、食べたものと一緒に記録を付けていくとより効果的です。

より効果的にレコーディングダイエットをする方法

 レコーディングダイエットを継続し、成功させるためには何に記録していくのかも重要です。自分のお気に入りのノートやペンを使うことも有効ですし、パソコンが得意な方はエクセルで一覧表にしてみるのも良いでしょう。
最近では、ダイエット系のスマホアプリに記録する人も増えています。
体重の増減をグラフ化することができたり、経過が見やすく工夫されていたり、便利なものが増えています。
ぜひ自分が続けやすいものを見つけてみましょう。
レコーディングダイエットはなぜ効果的なのか2

まとめ

 自分が何を口にしているのかを把握していないと、無意識のうちに食べすぎたり、栄養が偏ったりしている可能性があります。
記録をすることで太る原因が見えてきたり、視覚から事実を把握することで脳に食欲を抑える指令をだしたりすることができます。
食べたら記録をする習慣をつけて生活を見直し、無理なく少しずつ理想の体型に近づけていきましょう!
POINT
まずは自分の食べたものや飲んだものを記録し、体重を毎日測定していくことで日々の食生活に注意が向いていきますよ。

矢野 宏行

医師 医学博士

監修者:矢野 宏行

糖尿病専門医、老年病専門医。
2006年 日本医科大学を卒業後、日本医科大学付属病院、国立国際医療研究センター研究所を経て、現在は都内クリニックに勤務。