食べてすぐ寝るのは太りやすいの?

食べてすぐ寝るのは太りやすいの?

中道 麻智子

管理栄養士

執筆者:中道 麻智子

大学卒業後、料理教室の運営スタッフとして勤務。主に料理講師を1年間経験。その後、委託給食会社で大量調理、献立作成、離乳食教室講師などに従事してきた。現在はオンラインでの保健指導、健康関連の執筆など幅広く活動している。

食べてすぐに寝ると太るよ。と良く言いますよね。本当に食べてすぐに寝ると太ってしまうのでしょうか。なぜ食べてすぐに寝ると太ると言われるのか、実際には太るのかを今回はご紹介します。ダイエットに関する疑問を解消しましょう!


なぜ食べてすぐに寝ると太ると言われているの?

夜遅い時間に食べると寝るまでに食べたものが消化吸収されず、代謝もされにくいので体脂肪として蓄積されやすくなります。
食べてすぐに寝ると太る=夜遅い時間で寝る前に食べ、その後すぐに寝ると太るの意味なのです。
寝る前に食事をすると寝ている間も消化が行われるため、睡眠の質が悪くなります。
睡眠の質が悪くなると、食欲を増すホルモンが分泌されやすくなりますので注意が必要です。
また、食べたものが体脂肪として蓄積すると、太るだけでなく動脈硬化や高血圧など様々な生活習慣病のリスクとなります。
夕食は寝る2〜3時間前には終わらせましょう。また、昼間であっても食べた後に寝るのは良くないと言われています。
寝ると胃腸の動きが弱まり上手く消化吸収しきれないので、食べてすぐに寝ないよう心がけることが大切です。
食べてすぐ寝るのは太りやすいの1

食べた後にゆっくり過ごすのはいいの?!

実際に食事をした後は、食べ物を消化するために胃や腸に大量の血液が必要です。
また、血液中に入った栄養を分解し、肝臓に蓄えるためにも大量の血液が必要です。そのため、食後すぐに動き出すと消化・吸収に必要な血流量が減ってしまいます。
食後30分〜1時間は動きすぎずゆっくりすることが大切です。
しかし、ここで寝てしまうと胃や腸の働きが低下し、消化不良の原因になったり、食べたものが体脂肪として蓄積される原因になります。
食べてすぐに寝ると太ると言われるのはこのためです。

食後30分〜1時間はゆっくり過ごそう

消化吸収のため、胃腸に血液を送り出すためにも食後にゆっくり過ごすことは良いことです。食べ物を消化するために胃腸へいく血流量を減らさないためにも食後はゆっくり過ごしましょう。
食後すぐに運動などをしてしまうと肝臓に流れ込む血流量が少なくなり、消化吸収の効率が悪くなります。
食べてすぐ寝るのは太りやすいの2

食後に横になる場合は向きが大切!

もし食後の横になる場合にはポイントがあります。
横になる向きが大事です。
横になる向きは胃の形によって、身体の左側を上に向けた状態で寝ると良いと言われています。
胃袋はそら豆のような形をしており、食べたものは食道を通って胃に入り、胃袋の右下にある出口を通って十二指腸や腸に入るようになっています。
そのため、身体の右側を下にして寝ると食べたものがスムーズに流れやすくなります。
スムーズに食べ物が流れることで食べたものがしっかりと消化されていきます。

食べてすぐに寝るのはダイエットの大敵です

食べた後は眠くなりがちですよね。
しかし、寝てしまうと食べたものの消化吸収が遅くなり、体脂肪として蓄積されやすくなります。
特に代謝が下がる夜は食べた後に寝ることは避けましょう。
といっても、食後は運動など激しいことをすると食べ物の消化や吸収が悪くなるため、逆効果です。
ダイエットは食習慣だけでなく、生活習慣が大切です。
ダイエットの成功の鍵となる生活習慣を整えて、痩せやすい体質を目指しましょう!
矢野 宏行

医師 医学博士

監修者:矢野 宏行

糖尿病専門医、老年病専門医。
2006年 日本医科大学を卒業後、日本医科大学付属病院、国立国際医療研究センター研究所を経て、現在は都内クリニックに勤務。